生ATCで使用する無線機について説明します。参加人数の割に台数が少ないのが悩みの種です。もし生ATCにハマってしまったら、ぜひ購入していただきたいアイテムです。

また、
マルチバンドレシーバーをお持ちの方も是非、会場へご持参下さい。参加全員に無線機が割り当てられるわけではありません。コパイの方が主に交信を担当するわけですが、ジャンプシートのオブザーバーや当のパイロットでさえ、特小の交信内容が聞き取れないことがよくあります。それでは興味半減ですから交信をレシーバーで受信しようというわけです。これについては、後ほど説明いたします。

特定小電力無線機(特小)生ATCの必須アイテム


生ATCでは、管制官とパイロットの間の交信を、無線機を使って行います。
特定小電力無線機(トランシーバー)
=以下特小
という、免許の不要な無線機です。
レジャー、業務用を問わず広く使われています。道路工事の交互通行などで警備員が使っているのが、大体これです。
条件によって違いますが、市街地で100m、見通しの良い郊外で1kmの通話が可能です。
生ATCの為だけに、これを買ったメンバーも数知れず、ついにはヘッドセットにまで凝る人たちも現れて、生ATCにはもう必須アイテムです。
生ATCにハマったら是非そろえたいアイテムです。




購入ガイド 20ch機の購入をお薦めします。

特小の種類特小にもいろいろ種類があります。間違わないで!
1  9チャンネル  シンプレックス(単信)方式
2  9チャンネル  デュプレックス(復信)方式
3  11チャンネル  シンプレックス(単信)方式
4  11チャンネル  デュプレックス(復信)方式

生ATCでは、 1 の 「 9ch 単信機 」 を使用します。

特小と言っても大きく分けて、上記の4種類があります。
相互に互換性がなく(周波数が違う為)、種類が違うと交信することが出来ません。
よく勘違いするのが、9ch機と11ch機の関係です。11ch機は9ch機の上位互換機ではありません。持ち込まれても9ch機と交信が出来ません。また、価格も同額で外見も9ch機と見分けがつきませんので、購入時には注意が必要です。

20ch機の登場
最近20chの特小機が発売されました。 9ch機+11ch機を1台にまとめたものです。
しかも値段は、9ch 11ch単独のものと変わりません。
この20chという規格は、生ATCをやる上で非常に魅力的です。管制セクションを増やして、ATIS・カンパニーを設定しても余るぐらいのch数です。

値段もほぼ同じで、メーカーが同じであればオプション部品もそのまま使用できということで、もし今後購入をお考えの場合は、ぜひ20ch機を購入する事をお勧めいたします。


価格は、1台約1万円程度。あまり値崩れのない商品ですので、何軒かショップを歩いて価格を調べてから購入する方がいいでしょう。

生ATCを楽しくするアイテムを紹介します。ぜひご覧下さい。


メーカーリンク

どれを買えば・・・
20ch機の購入を強くお勧めします。まだ発売しているメーカーは少ないようですが、恐らく今後は20chが主流となることでしょう。

以下が主なメーカーのHPです。参考にして下さい。
STANDARD http://www.standard-comm.co.jp/Products/prod_top.html
KENWOOD http://www.kenwoodcorp.com/j/products/home_audio/demitos_index.html
ICOM http://www.icom.co.jp/leisure/index.html
ALINCO http://www.alinco.co.jp/densi/MINI/mini_top/mini_topFrameSet1.html
YUPITERU http://www.yupiteru.co.jp/catalog/tr_idx.htm



レシーバー生ATCの交信を受信します。

特小の電波は、マルチバンドレシーバーで受信することが出来ます。
生ATC参加者全員に特小が割り当てられるわけではありません。各航空機に1台という感じです。
生ATCが始まりますと、結構周りの騒音で特小の音が聞き取れないことがありますので、ATC担当者以外(操縦担当者、オブザーバー)のクルーの為に、レシーバーをお持ちの方は是非、ご提供下さい。

特小の周波数
(9ch 単信機)
ch

周波数
1 422.2000MHz
2 422.2125MHz
3 422.2250MHz
4 422.2375MHz
5 422.2500MHz
6 422.2625MHz
7 422.2750MHz
8 422.2875MHz
9 422.3000MHz

422.2000MHzから12.5KHzステップ
モードはNFM

レシーバー 写真はYUPITERU MVT-9000

レシーバーが上記の周波数帯をカバーしていることを確認して下さい。